窯GAMA 窯GAMA
生地本来の持つ力をじっくり時間をかけ発酵させて焼き上げられた味わい深いパンばかり。
「美味しいものは色を見たら解るねん」
しっかりと旨味溢れる天然酵母パン
 フルーツ街道から少し入った所に天然酵母パン屋さんがあるとの情報を聞き、天然酵母パンに関わっている私としては「是非行かなくては」とロケハンを兼ねて出かけたのは8月中頃の事。フルーツ街道から「山田」を目指して右折すると時おり小さな看板が。矢印の通りに行ったのですが道は段々狭くなって山の中に入っていきます「ホントにこんな所にパン屋さんがあるんかー、道間違えたんちゃう? これから先は林道やで、引き返そうか」と同行の運転者。車を停めて辺りを見渡していると「ゴミ捨てるな」の大きなの看板の下に「窯GAMAスグソコ」の看板が。何とか辿り着きました。

 取材を申し込む前にパンを味わっておかないと! と思っていたのに、お店に入って陳列棚を眺め「これとこれとこれ下さい」とパンを買ううち「改めて来ますので取材させて下さい」と思わず口走り、同行者に呆れられました。帰る道々、車中でパクついたGAMAさんの天然酵母パンは「美味しいものは色を見たら解るねん」といつも言っている私の予想通り、しっかりと旨味溢れる天然酵母パンで「ああ、ほんまもんやわー」と思わずうなってしまいました。GAMAさんのパンは生地本来の持つ自然の力で、じっくり時間をかけ自然発酵させて焼き上げられたパンで、どれも味わい深いものばかりでした。今までいっぱい食べたけどハード系で美味しいパンを焼いているところってホントに少ないんです。取材を離れて個人的に聞きたいことも沢山あって次回の訪問にワクワクしました。
一番人気は天然ヨモギの香りとむちむちした食感の「ヨモギ入りべーグル」
 そんな訳で、再度訪れた9月12日の日曜日はお天気も良く、そろそろ食欲も出てくる季節柄、香ばしいパンの香りがたまりません。お話を伺うのに少し待たせて頂く間に一番人気というヨモギ入りべーグルをいただきました。天然ヨモギの香りとむちむちした食感が特徴的で、噛めば噛むほど素材の香りや自然の甘味をはっきりと感じることができました。昨今、普通のパン屋さんではデザート系のパンや副食系パンが主流で「やわらか〜い」「あま〜い」でしか美味しさを表現しなくなってるのに不満を持っている私としては、ハードでしかもパンそれ自体が主役となる「主張するパン」を焼いていらっしゃるのには拍手喝采です。
お店を出す候補地を探して全国を渡り歩き、辿り着いたところが「ここ」
 お店の経営は、ハル社長率いる藤本恵三さん&佐知子さん。写真のとおり、絵になる若いご夫婦です。パンを焼かれるのは佐知子さんの仕事。お店を開いて3年目だそうですが、とくに何処かで修行をしたというのではなく、国内外で食べまくったた天然酵母パンは数知れず、その間10年間を費やしバイトを続けながら自らパンを作り続けたのだそうです。そうしていよいよお店を出すとなった時は、土窯でパンを焼くためには煙りが出るので町中でする訳にはいかず候補地を探して全国を渡り歩き、辿り着いたところが「ここ」だったそうです。話される横顔はイキイキと輝いて見えました。

 もともと大阪市内生まれの佐知子さん「不思議に関東には縁がなかった」と仰ってましたが、関西しかもこの南大阪は橋本という近場で巡り合えたことは私にはとてもハッピーでした。「空気も良く、水も天然の湧き水を使うことができ、自然と一体となって生活することは、パン焼きという辛い仕事であってもこの自然に癒されていく」とも仰っていましたが、解るような気がします。
ショップ前のオープンカフェで、裏の川の流れをBGMにのんびりと座っていただくパンが最高!
 個性的なお店も全て手創りだそうで、壁などに描かれた色彩豊かな絵は恵三さんが担当され、訪れる人を心豊かに出迎えてくれます。お店にはアフリカンテイストな雑貨品やCDも置かれており、音の大きさも気にすることがないので心地よいレゲエサウンドがガンガン流れています。裏手には川が流れていて、なんとこの夏には「川床」も創り、川のせせらぎと相まってのんびり昼寝でもしたいような気分になります。この日はそこで家族連れがくつろいでおられました。先日はここをステージにしてアンプラグドなライブも行ったそうです。ショップの前はオープンカフェとなっていて、コーヒーはもちろんのこと、エスニックなドリンク類にもこだわりがあります。パンはお持ち帰りでもいいのですが、ここに座ってのんびりといただくのがベストだと思います。冬場には外でお茶を飲む人もいないし、1月から3月の一番寒い時期はパンの発酵にも時間がかかりすぎることからお店を休んで充電期間に入られるそうです。
『食べて元気が出る、主張するパン』
 パン好きな筆者の感想としては、しっかり握った美味しさを外に逃がさない、げんこつのようなパワーと自然な優しさも兼ね備えたパンの野生児ということで『食べて元気が出る主張するパン』という印象でした。
窯GAMA
窯GAMA
GAMAさんの天然酵母パン
窯GAMA
絵になる若いご夫婦
アフリカンテイスト
室内からの庭の眺「川床」
囲炉裏はオープンカフェ
天然酵母パン焼き茶屋
「窯GAMA」

和歌山県橋本市山田806-3
TEL/FAX :0 736-32-2898
E-mail:GAMA@olive.zero.ad.jp
OPEN : PM1:00過ぎ〜売り切れ次第
OFF : 月/火、その他  P有り

ハル社長

*御来店当日は「ほんとにやってるのか?」と御確認下さいます様宜しくお願い致します。
*山に平気でゴミを捨てる方などは御遠慮願います!
*詳しい道順は
こちらでお確かめください。
2004.9.16発信
南大阪ほんまもん研究会
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 静かな村の中を通り山の中のお店への往復にはゴミを落したりしないよう、細い道もありますので、お車の方は気を付けて行かれてください。この季節にはちょうど良いハイキングコースともなる素敵な場所です。農産物直売所もありますので新鮮な野菜や果物も買って帰れる場所です。 南海高野線 急行高野山行き、橋本行きで難波駅より約45分 「御幸辻駅」下車徒歩50分だそうです。 ひえ〜っ。歩いて行かれる方もあるんですね。車なら紀見トンネルを抜けてから約20分で着きました。尚、お店まで行けない方はインターネットで『その日の焼き立てパンをほとんど詰め合わせ』のお得セットと言うのもあるそうですよ。
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